教えて持田さん!
Column
この石、博物館に持っていったらどうなる?
写真は浦幌町直別の山中にたくさん埋まっているまん丸の石です。とても硬く、とても重い石で、林道脇の崖にたくさん埋まっているのです。不思議になって持ち帰り、調べたことがありました。「球状コンクリーション」という、天然のコンクリートの固まりのようなものでした。
このように、「これ何だろう?化石でしょうか?」と気になったら、まず写真を撮って、博物館に相談する方法があります。もし持ち帰ることが出来たら、石そのものと一緒に、見つけた場所と年月日も残しておいてください。
化石かどうかを考えるときは、形だけでなく、どこにあったかが大切です。川の中で拾った石なのか、地層に埋まっていたのか。川を流れてきた石なら、拾った場所と、もともとあった地層の場所が違うこともあります。
近くで撮った写真に加えて、周りの様子がわかる写真もあると、相談するときの手がかりになります。いつ、どこで見つけたかも、覚えているうちにメモしておくと助かります。
とはいえ、写真や石を一目見ただけで、何でもわかるわけではありません。専門の研究者に見てもらう必要がある場合もあります。浦幌町立博物館には、自然や歴史など、いろいろな分野の相談が寄せられます。私たちも、ほかの博物館などと協力しながら対応しています。
なお、相談した石が、そのまま展示されるとも限りません。調べるために預かる場合と、博物館で保存する資料として受け入れる場合は、それぞれ確認が必要です。具体的な扱いについては、当館の手順も含めてご案内します。
また、気になるものを見つけても、その場で掘り出したり、崖に登ったりすることができない場合があります。採集してよい場所かどうかも含めて、先に相談していただくと無難です。
また、野外だけではなく、案外家のなかに不思議な石があるかもしれません。今年の連休中、博物館には、仏壇に飾ってあった石の持ち込みがありました(下記北海道新聞「朝の食卓」2026年5月22日付参照)。

石について調べると、化石でなかったとしても、模様ができた理由や、その場所の地層に話が広がるかもしれません。「何だろう」と思った、そのときの記録を一緒に持ってきていただけると、私たちも考えやすくなります。
9月27日まで。
ご支援・拡散よろしくお願いいたします。